今回は、本編に入る前のプロローグの3回目として、「経営学の対象は組織である」ということについて説明します。
よく、経営学は会社がより多くの利益を得るための学問と考えられがちですが、それは、一つの側面に過ぎません。ドラッカーが「非営利組織の経営」という本でも書いているとおり、病院や学校など、非営利事業を営んでいる組織にもあてはまります。
また、岩崎夏海さんのベストセラー小説、「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」でも描かれているように、ドラッカーの理論は、高校の野球部にもあてはまります。
このように、経営学は、事業そのものよりも、組織運営の理論なのですが、日本の中小企業経営者の多くは、マネジメント層についていながら事業にも携わっており、組織運営になかなか目が向かないという実態もあります。
しかし、ドラッカーをはじめとする経営学の理論は、組織の活動をどうやって効率化するかというものであり、組織管理を通して組織の成果を高めていくという視点を持つことが大切です。
詳しくは、番組をお聴きください。
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