第16回:公式組織と非公式組織

今回は、公式組織と非公式組織についてご説明します。

「非公式組織」とは、バーナードが考え出した概念で、「個人的な感情などによるつながり」のことを言います。ちなみに、バーナードのいう「組織」は、この非公式組織に対して「公式組織」といいます。

非公式組織を具た例でいうと、職場で、お昼休みに、気の合う人たちと食事をすることがあると思いますが、その気の合う人たちのことが非公式組織です。この非公式組織は、公式組織とは違い、共通目的は持たず、また、非公式組織に属する個人が組織としての人格ではなく個人の人格のまま行動します。

そして、この非公式組織があることによって、お互いが打ち解けて話ができたり、信頼関係ができあがったりしますので、公式組織の活動に大きく影響します。したがって、経営者の方は、この非公式組織をうまく活用して、公式組織の活動が活発になるようにする工夫をするとよいでしょう。

詳しくは、番組をお聴きください。

また、「図解でわかる経営の基本いちばん最初に読む本」をお持ちの方は、第2章第5節「公式組織と非公式組織の関係とは」(42ページ)もご参照ください。