第73回:流動比率と固定長期適合率

今回は、流動比率と固定長期適合率について説明します。

前回説明した現金の管理に関し、それに関係の深い指標に、流動比率と固定長期適合率があります。流動比率は、流動資産を流動負債で割って算出します。これは、流動負債の返済にあてることが可能な資産がどれくらいあるかということを示すもので、150%以上あると望ましいと言えます。一方、固定長期適合率は、固定資産を、固定負債と純資産の和で割って算出します。これは、固定資産は、長期的に利用できる資金のどれくらいがあてられているのかを示す指標で、80%以下となることが望ましいと言えます。

詳しくは、番組をお聴きください。

また、「図解でわかる経営の基本いちばん最初に読む本」をお持ちの方は、第7章第6節「流動比率と固定長期適合率を把握する」(160ページ)もご参照ください。





第72回:現金と利益

今回は、現金と利益について説明します。

経営者の方は、貸借対照表と損益計算書をもとに、会社の財務状況を管理する必要があります。そのひとつは利益です。会社は利益が得られなければ、短期的には、株主や銀行などから資金の提供を受けられなくなります。また、長期的には、会社の純資産を増やし資金繰を安定化させます。もうひとつは、現金です。事業は現金が底をつくと活動を停止してしまいますので、適切な額の現金の保有を維持しなければなりません。

詳しくは、番組をお聴きください。

また、「図解でわかる経営の基本いちばん最初に読む本」をお持ちの方は、第7章第5節「経営者が管理するのは利益と現金である」(158ページ)もご参照ください。





第71回:損益計算書の構造

今回は、損益計算書の構造について説明します。

報告式の損益計算書は、いちばん上に売上高が記載されます。その次に、売上原価が記載され、その下に、売上高と売上原価の差額の売上総利益が記載されます。さらに、売上総利益の下に、販売費及び一般管理費が記載され、その下に、売上総利益と販売費及び一般管理費の差額である営業利益が記載されます。

詳しくは、番組をお聴きください。

また、「図解でわかる経営の基本いちばん最初に読む本」をお持ちの方は、第7章第4節「P/Lの構造はどうなっているか」(156ページ)もご参照ください。





第70回:損益計算書

今回は、損益計算書について説明します。

損益計算書は、貸借対照表とならんで、財務諸表の重要な報告書です。損益計算書は、英語ではProfit and Loss Statement(P/L)と言いますが、これは、損失と利益を計算する書類という意味です。この、損益計算書の特徴は、会計期間の初日から末日までの事業活動によって獲得した収入(売上など)と、事業活動のために支払った支出(仕入、給与、経費など)を集計して作成されることです。

詳しくは、番組をお聴きください。

また、「図解でわかる経営の基本いちばん最初に読む本」をお持ちの方は、第7章第3節「損益計算書のしくみを知っておく」(154ページ)もご参照ください。