第73回:流動比率と固定長期適合率

今回は、流動比率と固定長期適合率について説明します。

前回説明した現金の管理に関し、それに関係の深い指標に、流動比率と固定長期適合率があります。流動比率は、流動資産を流動負債で割って算出します。これは、流動負債の返済にあてることが可能な資産がどれくらいあるかということを示すもので、150%以上あると望ましいと言えます。一方、固定長期適合率は、固定資産を、固定負債と純資産の和で割って算出します。これは、固定資産は、長期的に利用できる資金のどれくらいがあてられているのかを示す指標で、80%以下となることが望ましいと言えます。

詳しくは、番組をお聴きください。

また、「図解でわかる経営の基本いちばん最初に読む本」をお持ちの方は、第7章第6節「流動比率と固定長期適合率を把握する」(160ページ)もご参照ください。