第5回:事業と経営とはなにか

今回は、事業と経営とはなにかということについてお話しています。

事業とは、「もの」に関する活動である、「購買」→「生産」→「販売」という活動の一連の流れと、それを支える、「ひと」に関する活動である「労務」、「かね」に関する活動である「財務」の諸活動によって、利益を生み出す活動のことです。

そして、この「事業」は、どのように事業を行うかということを決める、「企業」の対義語であり、実際に利益を産む活動を行う役割を担っています。

さらに、この事業にかかわる利害関係者には、商品や材料の購入相手である仕入先、商品や製品の販売相手である顧客、事業活動に携わる従業員、事業への資金の提供者である株主・銀行などがいますが、それぞれ、対立する利害を持っています。

例えば、顧客は製品・商品を安く購入したいという要望を持っていますが、仕入先は高く商品・材料を購入して欲しいという要望を持っています。

したがって、これらの利害関係者の利害に対し、折り合いをつけ、調整する役割が、マネジメント活動であり、それを経営といいます。

詳しくは、番組をお聴きください。

また、「図解でわかる経営の基本いちばん最初に読む本」をお持ちの方は、第1章第2節「経営とはどういうことか」(14ページ)もご参照ください。