第6回:所有と経営の分離

今回は、所有と経営の分離がテーマです。

かつての会社は、経営者は自ら生産設備などを購入し、従業員を雇って経営をしていました。すなわち、経営者は会社の所有者でもあったわけです。

しかし、事業規模が拡大していくと、経営者以外の人からも出資をしてもらう(会社の所有者になってもらう)ようになりました。これが発展していった会社が上場会社ですが、このような会社は、経営者が必ずしも会社の所有者ではなくなりました。

さらには、経営者は、事業運営より、経営そのものに特化した役割を担う必要が高まり、いわゆる専門経営者という人たちが現れるようになりました。すなわち、社長は、事業に精通している従業員が昇格する例が一般的でしたが、いまでは、必ずしもその会社の事業に精通していなくても、専門性の高いマネジメントを担う人が経営者として活躍するようになって来ています。

詳しくは、番組をお聴きください。

また、「図解でわかる経営の基本いちばん最初に読む本」をお持ちの方は、第1章第3節「所有と経営の分離とは」(16ページ)もご参照ください。