第22回:欲求段階説・X理論ーY理論・動機付けー衛生理論

人をどのようにとらえるかという研究は、バーナードの「全人仮説」やメイヨーの「社会人」以外にも、さまざまな研究が行われており、今回は、その代表的な3つについてご紹介します。

ひとつめは、マズローの欲求段階説です。これは、ひとの欲求は、生理的欲求→安全欲求→社会的欲求→自我の欲求→自己実現の欲求と、より高い欲求に向かって成長しようとしているという考え方です。

ふたつめの、マグレガーの理論は、「人は仕事が嫌いで、できれば働きたくないと考えている」という古い人間観(X理論)ではなく、「人は本来は仕事が好きで、進んで働きたいと考えている」新しい人間観(Y理論)で、人を管理するべきだというものです。

みっつめの、ハーズバーグの考え方は、人は、給与をあげるなどの不満(衛星要因)をなくす働きかけは、不満をなくすだけにとどまり、昇進をさせたりする(動機付け要因)働きかけを行わなければ、満足を感じないという理論です。

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また、「図解でわかる経営の基本いちばん最初に読む本」をお持ちの方は、第2章第11節「マズローとマグレガーをハーズバーグ」(54ページ)もご参照ください。