第41回:事業計画とローリングプラン

今回は、事業計画とローリングプランについて説明します。

まず、経営理念が「どこへ」、経営戦略が「どうやって」を示すものであるものに対し、事業計画は、「いつ」、「だれが」、「なにを」実行することを示すものです。また、経営理念や経営戦略が主に言葉で示されるものであるものに対し、事業計画は主に数値が使われることが特色です、そして、この事業計画によって、従業員や銀行など、ステークホルダーに対して、経営者の事業に対する考えを具体的に伝えることができます。

つぎに、ローリングプランは、中長期の事業計画に対し、経営環境の変化に即したものにするために、毎年、変更を行う計画です。一般的な中長期計画は、修正を行っても、計画の終了日に変更はありませんが、ローリングプランは、毎年、変更を行った時点が計画の起点であり、計画の終点も1年ずつ後にずれるものです。

詳しくは、番組をお聴きください。

また、「図解でわかる経営の基本いちばん最初に読む本」をお持ちの方は、第4章第8節「短期計画、長期計画とローリングプランとは」(94ページ)もご参照ください。