第11回:フィランソロピーとメセナ

今回は、フィランソロピーとメセナ、および、について説明します。

フィランソロピーとは、ギリシア語のフィラントローピアを語源とする「人間愛」を意味する言葉であり、現代では、社会のために個人や会社が寄付を行ったり、ボランティアとして労力を提供したりする「社会貢献」の意味で用いられています。

メセナとは、即効的な販売促進・広告宣伝効果を求めるのではなく、社会貢献の一環として行う芸術文化支援のことです。

また、かつては、民間では担うことが困難であった公共性の高い事業が、現在では、CSRの考え方が浸透し、民間会社がその論理に基づいても担うことができるようになったことから実現できるようになってきています。このような、私企業と公企業の差がなくなっていく法則を、公私企業接近の原理と言います。

詳しくは、番組をお聴きください。

また、「図解でわかる経営の基本いちばん最初に読む本」をお持ちの方は、第1章第10節「フィランソロピーとメセナとは」(30ページ)、および、「知っとコラム:公私企業接近の原理」(32ページ)もご参照ください。